データ アナリティクスを使って、将来の財務状況をより良く予測する

Keith Bailey

Keith Bailey

Galvanize 財務部長

将来の財務状況の予測を正確に行うことは、すべての財務担当役員にとって重要です。 Galvanize 財務部長のKeith Baileyが自社の GRC プラットフォームである HighBond を使って、どのように自身のリスク分析と業績レポート作成に信頼性を持たせることができたかを学びます。

数多くの新しい財務担当役員が、最初の役員会向けの準備を行うために、複数のシステムとスプレッドシートを操作しなければならないという喫緊の課題に直面します。

幸いなことに、私の場合はそのような課題に直面せずに済みました。 私が入社当初の 2017 年に財務部長に任命された際、Galvanize が独自のソフトウェアを使用していることを知って喜びました。 HighBond は、弊社のすべてのシステムからデータを検索できる非常に便利なリソースです。

私は定期的に HighBond を使って、財務リスクと財務業績を明らかにして、将来の財務状況の予測を作りやすくしています。 その具体的な方法を次に示します。

ストーリーボードにより将来の財務状況をより良く予測

私は、役員と上級リーダー チームのために、HighBond を使って、信頼できる財務予測を作ります。 収益、EBITDA、フリー キャッシュ フローのいずれのデータセットも、必ず自動アナリティクスによって「クリーニング」します。

重要な財務メトリクスをほぼリアルタイムで監視するように、ダッシュボード(ストーリーボード)、KPI、アラートの一式を設定しておきます。 それらの値が切迫すると、アラートが私、CEO、わが財務部の主要メンバーに送信されます。 また、ストーリーボードを使って、 「50 に関するルール」や、運用コストと実現収益など、他の重要なメトリクスも監視しています。

各ストーリーボードにはコメントを追加しておけるので、経営会議の場で説明しなくても済むようになります。 私たちは、会議の参加者をコンテンツについていかせるよりも、メトリクスにどう反応するかを議論することに時間をかけます。

不適切な支払いの監視

HighBond のストーリーボードを使用することで、大量の財務データをすばやく表示して理解できるようになります。

テクノロジーで差が生まれる理由

その理由は、「重要な情報にアクセスできること」と「データの正確性を信頼できること」の 2 つの領域に帰着します。

任意のシステムからデータにアクセス可能

私は、コネクターとコマンドを使用することで、システム内のすべてのデータにアクセスできます。 はい、本当にすべてのデータに、です! 大部分の企業と同様に、弊社にも多数のシステムがあるため、データは複数の場所に散在しています。 そのような縦割りを破壊して、データにアクセスできると信頼できるようにするため、また主なリスクを統制できるようにするために、必要などのような情報にもアクセスできることは、本当に重要です。 このことについては、以前のブログ記事、 Big data analytics for finance leaders(財務担当役員のためのビッグ データ アナリティクス)にさらに書きました。

「私にとっての最大の衝撃は、自分がプレゼンテーションしている予測を信頼できるということです」

自動的に更新されるデータ

情報ソース(例:総勘定元帳、請求書データ、人事/給与情報)を選択した後で、最も関連性の高いデータを決定します (これはテーブルから列を選択するだけのケースなので、コピーするデータがどのビットなのかはプラットフォームに認識されています)。

それらの列に対して私が行う接続は永続的です(除く:接続を切断した場合)。 したがって、データのコピーは、自動的に更新されて、アクセス権が制限されている安全なサーバーに保管されます。 つまり、安全なデータを 1 箇所に保管できているわけであり、これもまた大きな違いとなります。 スプレッドシートをリンクしたりマージしたりする必要がなくなるほか、スプレッドシートが電子メールに添付されることによるバージョン管理の頭痛もなくなります。

統制に対するテストは毎日、毎週、または毎月実行されるようにスケジューリングされています。 これらのテストでは、異常が検出されると自動的に通知されるので、私のチームではそれらの異常に対処するうえで、月末よりも長いリード タイムを持つことができます。

より信頼性の高い財務予測

私にとっての最大の衝撃は、自分がプレゼンテーションしている予測を信頼できるということです。 私は、私は、経営会議の前の 1 ~ 2 日をプレゼンテーションのメッセージを洗練するのに費やせるので、信頼性のある数字を急いで求めずに済みます。 このため、自分が主導権を持っていると感じられると共に、いま申し上げている財務の話を自信を持って語ることができています。

四半期末のストレスが少なくなる

そして、この感情は私のチームの中で徐々に広がりました。 チーム メンバーが私にしばしば言ってきたのは、数多くの異常が早めに検出されるので月末や四半期末のストレスが少なくなったということです。 もちろん、最終的な数字を作ったり、制限時間ぎりぎりで問題を解決したりする際のプレッシャーは依然としてあります。 このようなプレッシャーはどうしても避けられないため、完全になくなることを期待するのは非現実的でしょう。 それでも、そのような問題の多くが自動的に取り除かれる環境にいられるのは喜びです。 それにより、私の仕事と私のチームの仕事がはるかに簡単になっているためです。

eBook:

リスク コントロールと生産性のバランスをとる

以下について学習します。

  • 財務システムと会計システムに潜むリスクを明らかにする方法
  • リスクマネジメントとパフォーマンスを改善するための、パフォーマンス上の 7 つのテクニック
  • お使いの ERP システムにあるギャップを認識する方法

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